第15回鶴見大学同窓会論文賞報告

　平成30年2月17日(土)午後6時より、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル1階「シルク」において、鶴見大学歯学部同窓会懇話会が開催されるとともに、第15回鶴見大学歯学部同窓会論文賞の授与式が執り行われた。
論文賞の選考は、鶴見大学歯学部同窓会論文賞規約および運営規則に従って、里村 一人歯学部長に推薦された　本学歯学部の4名の教授 (基礎系教授2名、臨床系教授2名）と同窓会役員5名で編成された同窓会論文賞委員会により行われた。各教授から選考基準に則った採点･評価報告が出された後、それを基にして、選考委員会において総合的かつ厳正な審議がなされた。その結果、論文賞には小林冴子先生(36期:小児歯科学講座)、論文奨励賞には藤本秀子先生(6期:京都法医歯科解析ｾﾝﾀｰ)、長谷部充彦先生(30期:口腔顎顔面外科学講座)、竹部祐生亮先生(36期:口腔内科学講座)、仲田 豊生先生(37期:有床義歯補綴学講座)が推薦され、平成29年10月12日(木)に行われた全国理事会において承認された。
　小林先生の論文は、新たなエナメル質形成機構の解明の進歩に繋がるものと考えられる研究である。
　藤本先生の論文は、生前パノラマと死後CTパノラマを用いた個人識別に関する研究で、身元不明者の捜査および近年の大規模災害における個人識別に寄与することが評価された。
　長谷部先生の論文は、悪性黒色腫はコントロールが難しい病変であり、臨床的には非常に意義が高い研究である。
　竹部先生の論文は、ヒト歯髄幹細胞を用いた再生医療を実現するために、ヒト歯髄組織から歯髄幹細胞を効率的に回収する新しい方法を開発した研究である。
　仲田先生の論文は、レーザー焼結積層法と切削加工のワンプロセス造形を行なったハイブリット法により作製されたクラスプが十分臨床応用可能であることを示した、臨床的に重要な研究である。
授与式では、授賞された先生方に青山 繁同窓会長より表彰状ならびに記念品が授与され、授賞された先生方から関係者への感謝、授賞の喜び、今後の研究に対する熱い思いが語られた。

※報告詳細はPDFファイルをご参照ください。

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  青山会長と論文賞奨励賞受賞の皆様
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  小林冴子先生(36期)
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  藤本秀子先生(6期)
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  長谷部充彦先生(30期)
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  竹部祐生亮先生(36期)
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  大久保教授と仲田豊生先生(37期)
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  学術委員と論文賞奨励賞受賞の皆様
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  論文賞
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  奨励賞