第61回ＰＧＣ開催報告

平成１７年６月２６日（日）午前１０時より鶴見大学２号館３階　第１０講堂および基礎実習室３にて第６１回ＰＧＣ『臨床家のための義歯難症例の解決法—新方式の磁性アタッチメントの術式（ダイレクトボンド法）と義歯のリライニングー』が開催された．講師は，鶴見大学歯学部歯科補綴学第一講座　細井紀雄教授，土田富士夫助手，米山喜一助手，受講生は定員を超えた４８名（当日欠席者１名，他大学１名）であった．開催に先立ち，山本理事の司会進行のもと，本部より團副会長の挨拶があり，講師紹介が行われた．

午前中はまず，細井教授による「義歯難症例の解決法」の総論を講演して頂いた．臨床症例を数多く紹介して頂きながら，義歯のリライニングや磁性アタッチメントの基礎知識，治療の進め方などをわかりやすくお話された．

続いて米山先生の講演が行われた．最新の軟質裏装材について，その種類と適応症の説明や術式についてお話された．

その後休憩をはさんで，この春改装を終えて最新の実習機器を備えた基礎実習室３にて「軟質裏装材の間接法による貼付と裏装材の剥離実習」が行われた．各机備え付けのモニターから中央技工室助手 前田先生による生デモンストレーションが映し出され，その充実した設備に受講生から驚きの声が上がる場面もあった．

午後は土田先生より磁性アタッチメントの鋳接法とダイレクトボンド法の違いなどについての講演からスタートし，その後「キーパーのセメント合着とレジンハウジングの製作実習」，休憩をはさんで「レジンハウジングの義歯への取り込み実習」が行われた．

今回の実習では，初めて扱う材料が多かったが，ライターの先生方の的確な指導のもと，受講生は熱心に実習を行っていた．

実習終了後質疑応答を行い，細井教授から受講生を代表して１期の久米先生へ修了証が授与された．最後に團副会長より講師の先生方へ感謝状が贈呈され，閉会に至った．

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  細井教授講演
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  土田先生講演
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  米山先生講演
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  講演風景
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  リライニング実習用模型
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  磁性アタッチメント実習用模型
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  実習風景
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  修了証を授与される久米先生
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  感謝状を授与される細井教授