鶴見通信(令和5年6月号)
〇第37回全国支部長会議開催
6月24日(土)14時より、鶴見大学会館3階第2会議室にて第37回全国支部長会議が開催された.出席者は全支部長34名中26名(代理出席含む)、本部役員18名、来賓1名である.野村組織理事の司会進行のもとに呉副会長が開会挨拶、その後竹内会長の挨拶があった.
報告事項としては、野村組織理事より(1)支部活動状況の調査報告、行政・教育・研究職者名簿、研究テーマ一覧、そしてアンケート結果について報告があった.
次に鴨志田副会長より(2)令和4年度緊急派遣医実績及び問い合わせと緊急派遣医紹介について説明があった.
そして尚原副会長より(3)福祉共済報告が行われた.
また来賓である大久保歯学部長より、大学に対するご意見・ご要望(特に歯科医師国家試験の合格率向上・卒業判定・入学者の確保について)、(8)支部長会議ご意見回答集②教育改革の現況についてご回答頂いた.
その後、森専務理事からは(4)大学関係報告として、2023年度の入学者に関する報告(同窓会推薦の報告)、(5)第116回歯科医師国家試験についてそれぞれ報告があった.さらに長谷部会計常任理事より(6)支部還付金執行について(7)過去5年分会費・入会金納入状況について報告があった.(8)支部長会議ご意見回答集①沖縄県支部の無期限休止については、森専務理事より回答があった.山口学内支部長からは、(9)2022年度研修医異動報告があった.
(10)その他、卒業判定について複数質問があったため、竹内会長・森専務理事より同窓会本部としての見解を述べた.また、支部還付金の算出の仕方の質問については、長谷部会計常任理事より、家族で同窓会員の場合の会費納入については長谷部会計常任理事・竹内会長・森専務理事よりそれぞれ回答があった.10分間の休憩の後、協議事項に移った.協議としては(1)各支部が抱える問題点(特に今後の同窓会支部の在り方・同窓会費納入の問題)について座長の佐藤組織常任理事の進行のもとに活発な討議が行われた.また、尚原副会長より(2)鶴見通信の伝達方法について、野崎副会長より(3)ホームカミングデー各支部ビデオ動画制作について、竹内会長より(4)組織力強化委員会についてそれぞれ提案がなされた.最後に、儘田副会長が閉会挨拶を行い、集合写真を撮影して閉会とした.
〇第71回評議員会開催
6月25日(日)9時30分より、鶴見大学会館2階サブホールにて第71回評議員会が開催された.
武田 直久総務理事の司会進行のもと、早川 琢郎副会長による開会挨拶の後、司会より三浦 徳明議長(神奈川県支部評議員、6期)、桝井 今日子副議長(大阪支部評議員、18期)が紹介された.評議員の点呼では、田中 仁一朗総務常任理事より支部評議員32名、各期評議員23名、計55名が出席していることが報告され、それを受け、三浦議長より第71回評議員会の成立が宣言された.顧問税理士である石井 幸子氏の紹介に続き、議事録署名人に群馬県支部の中野 善夫評議員(4期)、16期の秋葉 史人評議員が選出された.尚原副会長による逝去会員の報告がなされ、黙祷が捧げられた.
会長挨拶では、竹内 千惠会長から、母校の国家試験合格率が向上したことなどの大学関係報告を含めた挨拶がなされた.来賓挨拶では、はじめに渡辺 啓司総持学園理事長(大本山總持寺監院老師)より、本学の窮状を訴えつつも、鶴見大学全体を再生させたいとの決意表明、さらには「歯学部の黄金時代をもう一度実現させよう」と同窓へ奮起を促すご挨拶を頂戴した.ついで中根 正賢学長からは歯学部創設時に長尾 優初代歯学部長が唱えた「恵愛を敦くし以て醫の心と為す」を思い起こさせるご挨拶を、大久保 力廣歯学部長(口腔リハビリテーション補綴学講座教授)による歯学部の現状報告を中心とするご挨拶を頂戴した.
続いて早川副会長より日本歯科医師会関係報告、森 正博専務理事より同窓会関係報告、会員現況報告がそれぞれなされた.
評議員からは12題の事前質問が寄せられ、その中で大学に向けられた質問4題には大久保歯学部長にご回答いただいた.事前質問に対する活発な質疑応答の後、令和4年度事業報告及び会計決算報告、業務及び会計監査報告が行われ、それぞれ可決承認された.続いて令和5年度事業計画案及び会計予算案に関する説明がなされ、それぞれ可決承認された.議長・副議長降壇の後、尚原副会長の挨拶により閉会した.
〇2023年度同期会全体会議開催
6月25日(日)13時より、鶴見大学会館3階第2会議室にて2023年度同期会全体会議が開催された.出席者は期代表者19名、本部役員11名である.野村組織理事の司会進行のもとに鴨志田副会長より開会挨拶、続いて竹内会長から挨拶があった.報告事項として、まず、佐藤組織常任理事より1)「同期会活動状況報告アンケート」結果の報告があり、長谷部会計常任理事から、同期会開催における本部補助金について補足説明があった.次に、長谷部会計常任理事より2)期別会費納入状況について報告があった.そして、尚原副会長より3)福祉共済関連について報告があった.協議事項に移り、佐藤組織常任理事の進行のもとに同期会の在り方・連絡方法の構築・同窓会費納入について、出席したほぼ全ての期代表者より意見を伺うことができた.また、竹内会長より、同窓会設立50周年に向けて各期の連絡方法をしっかり構築して欲しいとの発言があった.最後に、呉副会長より閉会挨拶があり、集合写真を撮影して閉会とした.
〇大阪支部総会及び他校支部長との懇親会
5月8日にCOVID-19が5類に移行したことにより、5月20日(土)に大阪支部総会及び他校支部長との懇親会を催しました.今回は、広島大学歯学部同窓会近畿支部畑﨑 清孝支部長を加え、在阪について、同窓会支部運営について議論し、情報を共有しました.また、よくご講演されている小児矯正などについても拝聴いたしました.
出席者:桝井 今日子(支部長 18期)、光満 寛典(副支部長 13期)、千葉 美紀(専務理事 21期)
〇参議院議員 比嘉 奈津美先生とのお食事ミーティング
5月27日(土)に、参議院議員 比嘉 奈津美先生と大阪府下各大学同窓会支部長・役員とのお食事ミーティングを開催しました.
女性秘書同席の下、比嘉先生からは政治のみならず、ワインやチーズのソムリエなど実に多岐に渡る楽しいお話を伺いました.和気あいあいとした歓談の中でも、しっかりと今後の歯科界発展のための意見交換をし、要望も申し上げました.
出席者:桝井 今日子(支部長 18期)
〇神奈川県支部令和5年度 第1回(第55回)総会/医療保険講習会
令和5年6月17日(日)鶴見大学会館にて、総数30名の出席を得て、令和5年度第1回総会、ならびに医療保険講習会が執り行われた.まずは、総会が午前9時より、鶴見大学歯学部同窓会神奈川県支部(以降本会とする)呉 明也専務理事(9期)の司会進行のもと開催され、本会丸田 治副会長(11期)により開会の辞、本会三浦 德明会長(6期)の挨拶、つづいて、ご来賓の鶴見大学歯学部同窓会、鴨志田副会長(5期)、ならびに鶴見大学歯学部附属病院、小川 匠病院長(14期)よりご挨拶いただいた.その際、小川 匠病院長からは、鶴見大学歯学部の現状報告もなされた.
その後、議長に中村 裕子先生(9期)が選出され、議事録署名人は石田 千洋先生(14期)、桝本 雄次先生(17期)が選ばれた.議事においては、令和4年度会員現況報告、慶弔報告、ならびに第1号議案、令和4年度事業報告(案)の説明を本会平野 達也常務理事(20期)よりなされた.第2号議案、令和4年度決算書(案)の説明は本会髙橋 秀岳副会長(15期)よりなされ、両議案とも承認された後、本会岡田 とし江副会長(1期)により閉会の辞が述べられた.
つづいて、午前10時過ぎより、本会小池 章一常務理事(17期)の司会進行のもと、小野 清一郎先生(公社日本歯科医師会社保委員会委員)を講師にお迎えし、「増点のポイント(基本診療編)」をご講演いただいた.まさに明日から実践できる目から鱗な玉石ばかりの講話であった.講演終了後、本会中山 昇副会長(17期)による閉会の辞をもって、散会となった.
〇神奈川県支部令和5年度学術部門講演会
令和5年6月11日(日)10:00より、横浜市歯科医師会研修室を会場として鶴友会学術講演が、初めてZoomとのハイブリッドで関 龍彦常務理事(16期)の司会進行で開催された.最初に、三浦 德明会長(6期)の「雨の中ご参加ありがとうございます」の開会挨拶の後、新保 秀仁(鶴見大学歯学部口腔リハビリテーション補綴学講座学内講師28期)講師の紹介後、講演が開始した.
「有床義歯分野における3Dプリンタの活用は実用性があるのか?」では、ミリングデンチャーは、調整すれば従来型の義歯と同様に使用できるが、生産効率が悪いなどの問題がある.一方、3Dプリンティング義歯は、生産効率が良いとのこと.量産できる3Dプリンティングの問題として、適合性の解決方法、臨床的エビデンス、コストについて、1つ1つ丁寧に解説された.
「実践デンチャースペースの記録 -発音を利用するピエゾグラフィー-」では、ピエゾグラフィーは、ウルグアイ生まれの日本人のSUSUMU NISHIZAKI先生が広めており、ウルグアイ迄まで学びに行ったとのこと.フレンジテクニックはやや舌圧が優位になり、先生の技術力が必要である.一方、ピエゾグラフィーは水平的な力が均衡していて、発音するだけなので先生の技術は必要なく、誰でも簡単に行えるとのこと.動画で実際のテクニックも拝見することができ、最後に講師から、「ピエゾグラフィーテクニックは簡便なテクニックなので臨床で皆さんも行って欲しい」と述べられた.
続いての関戸 悟史常任理事(39期)講師より、「エアータービンなどの歯科器材を安く購入する㊙購入方法」の講演では、エアータービンや会場参加の先生方の歓声からも、参加者は大変満足していた.最後に高橋 秀岳副会長の挨拶で講演会は無事終了となった.
次回の学術講演は、震災に備えて歯科医師として出来る活動として、9月10日に勝村 聖子先生に法医学について、田中 国継先生に警察協力医の活動について、飯田 良平先生に東日本大震災ボランティア活動についての講演を予定しておりますので、皆様ご参加お待ちしております.
☆☆☆☆お知らせ☆☆☆☆
◆ホームカミングデー実行委員会からのお知らせ
~第33報~
「ウェザーニュース」によると、7月中旬までに西日本から東海地方や関東甲信地方で「梅雨明け」するところが多くなり、「夏空」が広がります.今年の夏(7月~9月)の気温は、「全国的に平年より高く」、「暑い夏」になりそうです.7月下旬から7月上旬にかけて「暑さのピーク」を迎え、「太平洋高気圧とチベット高気圧」の張り出しが重なるタイミングで「猛暑」になりそうです.そして、9月も「残暑」が厳しいようです.水分を多くとり、環境に気を付けて「熱中症」を予防しましょう.
本年秋開催予定の「2023年ホームカミングデー」は2023年10月28日(土)、29日(日)に決定し、今回の「ホームカミングデー」は「オンサイト」での開催が決まりました.本部同窓会・ホームカミングデー委員会総力をあげ鋭意準備をしています.28日(土)に「ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル」にてホームカミングデーパーティー、29日(日)に鶴見大学講堂において記念講演会(小児歯科学講座、朝田 芳信教授、15期、口腔リハビリテーション補綴学講座、菅 武雄講師、12期、江東区開業、中村 佐和子先生)などのイベントを予定しています.29日(日)には、午前11時より總持寺拝観と精進料理の会、思い出深く、懐かしい「紫雲祭」が開催され、講演会も「紫雲祭の一つのイベント」となる予定です.詳細については決定次第順次お知らせいたしますのでよろしくお願いいたします.28日(土)の昼間は、横浜駅に10時集合して、ホームカミングデー初めての試み「横浜グルメツアー」が開催され、横浜観光と飲茶の昼食などを下見しながら、現在計画中です.楽しみにしてください.
同窓会は「親睦」が最も重要な役割の一つです.「Web」であっても同窓会会員の皆様と繋がって親睦が図れると信じています.何もないところからは何も生まれません.「2021年ホームカミングデー」は会員の皆様の健康と確実に開催される事を考えて「Web」を選択し、「ホームカミングデー」を開催出来たことは、次の世代への1つの歴史となりました.その歴史の1ページを「ホームカミングデーライブラリー」として暫くホームページの中においておくことになりました.支部会員、同期会員の皆様にもお知らせして頂き、ぜひ皆様でご覧ください.また、1度見た方でも2度目3度目を見て楽しんでいるという話もよく聞きます.
21コンテンツ
<挨拶>
1.鶴見大学歯学部同窓会 会長 竹内千惠(3期)
「おかえりなさい! 鶴見の丘へ」
2.鶴見大学・短期大学部 学長 中根正賢
歯学部の未来へ向けて
3.鶴見大学歯学部 歯学部長 大久保力廣(11期)
大学の現状と今後の展望
4.鶴見大学歯学部附属病院 病院長 五味一博(6期)
歯学部附属病院の現状
<恩師インタビュー>
5.鶴見大学 名誉教授 瀬戸晥一先生
(インタビュアー: 日髙常任理事)
6.鶴見大学 名誉教授 細井紀雄先生
(インタビュアー: 森専務理事)
<学術講演会>
7.口腔機能診療科 学内教授 中川洋一先生(5期)
「舌に関するあれこれ」
8.東京都開業 三浦弘美先生(14期)
「訪問歯科診療の実例と取り組み」
9.有床義歯補綴学講座 学内講師 新保秀仁先生(28期)
「デンチャースペ-スを考慮した有床義歯補綴治療
~発音を利用するピエゾグラフィ-について~」
10.有床義歯補綴学講座 学内講師 新保秀仁先生(28期)
「有床義歯分野における3Dプリンタの活用」
<講座探訪>
11.口腔微生物学講座 学内教授 大島朋子先生(12期)
12.保存修復学講座 教 授 山本雄嗣先生(14期)
<支部情報>
13.北海道支部 14.岩手県支部 15.千葉県支部
16.東京都支部 17.大阪支部 18.九州支部
<最近の鶴見情報>
19.大学最新情報
20.最新の鶴見の街散歩
21.全国の同窓の皆様にご挨拶
今後ともぜひ、多くの会員の皆様に「ホームページ会員登録」をお願いし、視聴していただきたいと考えています.そして、ホームカミングデーだけではなく、ホームページでは会員の皆様の役に立つ情報を随時更新していますので、お役立てください.また、ホームページの会員登録を簡単にできるように、見やすく大きな会員登録専用のアイコンを作りました.
最後に、「オンサイト」で行った、4年前の「ホームカミングデー」から長い間出来なかった乾杯、笑顔での語らい、思い出話を楽しみにしています.皆様のご参加を心よりお待ちしております.
◆医療管理部門からのお知らせ
①2023年7月に歯科用貴金属価格が改定される.
金銀パラジウム合金は、引き下げ.
14Kは引き上げられ、銀合金に変更はない.
https://www.tsurumi.gr.jp/contfile/82/64890fde01882-1.pdf
②ヘルパンギーナが流行、都内で警報基準を超える
子供を中心に流行する感染症にご注意ください
(東京都福祉保健局2023.6.22報道発表資料)
・全国的にヘルパンギーナとRSウイルス感染症が小児に急増、注意が必要
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/06/22/38.html
③特集
夏が来る前に備える“子どもの感染症対策”
(厚生労働省 2019年6月)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou_kouhou/kouhou_shuppan/magazine/201906_00001.html
広報誌『厚生労働』2019年6月号の特集記事からのものですが、この時期食中毒もはやりますので、注意が必要.ご参考に.
④(東京都歯科医師会 令和5年6月23日)
ブックオフ三宮センタ-街店舗にて、抜去冠買い取りが行われ、多店舗拡大検討中との、テレビ朝日報道がありました.歯科診療所にて、金属冠の撤去・除去の際には、持ち帰るかどうかを十分にご説明し対応される必要がありますので、ご留意ください.
https://www.tsurumi.gr.jp/contfile/82/64890fde01882-2.pdf
・「ブックオフ「銀歯」買い取り 一部店舗で開始 1グラム約1000円 客の反応も上々」テレ朝news
https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000303884.html
☆第2回 理事会summary☆
(1)第37回支部長会議(6/24)について
(2)第71回評議員会(6/25)について
(3)各期同期会全体会議(6/25)について
(4)教員アンケート取扱いについて
(5)新しい国試合格者アンケート、六年生アンケートについて
(6)令和5年度 総合歯科2研修医求人支援事業について
(7)7月以降の理事会開催について
(8)ホームカミングデーについて
(9)2023年度PGCについて
(10)慶弔制度内規について
(11)その他
詳細は同窓会HP「会員ページ」をご覧下さい.
◆同窓会会報47-1発送遅延のお知らせ
例年、8月初旬にお届けしております同窓会会報につきまして、制作上の事情により8月下旬のお届け予定となっております.
楽しみにお待ちいただいております会員の皆様には、発送が遅くなりますこと謹んでお詫び申し上げます.
◆同窓会HPでは・・・
・学術PGC、研修会、本部・支部・同期会の活動等の情報
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◆セミナーの開催や既卒生のオンデマンド配信のために
事務局のICT化を進めております.
※お問合せ等は、同窓会事務局まで
TEL:045-581-1080 FAX:045-582-8929
2023年12月号
2023年12月28日(木)掲載
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2023年11月号
2023年11月30日(木)掲載
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2023年10月号
2023年10月31日(火)掲載
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2023年9月号
2023年9月29日(金)掲載
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2023年8月号
2023年8月31日(木)掲載
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