第22回鶴見大学歯学部同窓会論文賞報告

　2月15日（土）18時30分より横浜ベイシェラトンホテル＆タワーズ4階「清流の間」において、鶴見大学歯学部同窓会懇話会並びに第22回鶴見大学歯学部同窓会論文賞・論文奨励賞の授与式が執り行われた。
　論文賞の選考は、鶴見大学歯学部同窓会論文賞規約および運営規則に従って、大久保 力廣歯学部長に推薦された本学歯学部の4名の教授（基礎系教授1名、臨床系教授3名）と同窓会役員4名で編成された同窓会論文賞委員会により行われた。各教授から選考基準に則った採点･評価報告が出された後、それを基にして、選考委員会において総合的かつ厳正な審議がなされた。その結果、論文賞には斉藤 まり先生（34期:分子生化学講座）、論文奨励賞には芳地 浩彰先生（33期:徳島大学大学院 医歯薬学研究部 口腔内科学分野）、齊藤 悠先生（42期:口腔リハビリテーション補綴学講座）が推薦され、令和6年10月17日（木）に行われた2024年度第7回理事会において承認された。

斉藤 まり先生「セリア部分安定化ジルコニアの生体活性に関する新たな知見：骨類似ハイドロキシアパタイトとのナノスケール直接結合」
　『歯科インプラント材料として注目されているセリア部分安定化ジルコニア（Ce-TZP）が特殊な表面処理を行わなくてもハイドロキシアパタイトと直接結合し、従来の知見に反して骨と強いオッセオインテグレーションを生じる可能性を見いだしている。』と高い評価を受けた。
芳地 浩彰先生「BMP2及びRANKLへの結合を介した口腔癌細胞の浸潤と骨への転移におけるCCN6の2つの役割」
　この論文は『口腔がんの骨転移のメカニズムについて細胞コミュニケーションネットワーク因（CCN）の中でもCCN6に的をしぼり、がん細胞・原発巣の制御の可能性について検証しており、今後の治療薬開発に重要な情報を提供している。』と評価された。
齊藤 悠先生「脱灰骨シートを用いた骨造成の誘導に関与する生理活性物質の特性」
　本研究では『石灰化誘導脳能にTGF-βが重要なこと、TGF-βの活性維持に非コラーゲン性タンパク質（NCP）が関与していることを見いだしており、将来のインプラント治療への応用が期待される』と高く評価された。

　授与式では、授賞された先生方に竹内 千惠同窓会長より表彰状ならびに記念品が授与され、授賞された先生方から関係者への感謝、授賞の喜び、今後の研究に対する熱い思いが語られた。

※PDFファイルをご参照ください。

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謝恩会出席報告 2025年4月24日(木)掲載

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歯学部長へ国家試験合格祈願のお札を贈呈 2025年3月27日(木)掲載

第50期同窓会入会式開催 2025年3月18日(火)掲載

D Muse2025（日本歯科大学校友会 女性の会）に本部役員が出席 2025年2月25日(火)掲載

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  竹内会長と斉藤 まり先生
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  竹内会長と芳地 浩彰先生
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  竹内会長と齊藤 悠先生