兵庫県支部・学術講演会開催

　学術講演会〜中川洋一先生をお迎えして



　2011年8月21日(日)。残暑厳しい小雨模様の中、兵庫県歯科医師会館にて、鶴見大学歯学部同窓会兵庫県支部学術講演会が盛大に行われました。今年度は、口腔外科講師、中川洋一先生をお迎えして、「日常臨床に役立つ口腔粘膜の知識」と題し、ご講演していただきました。

　講演に先立ち、田中学術担当理事から、開会の挨拶、講師紹介が行われ、棚倉兵庫県支部長の挨拶がありました。

　中川先生は、私たち支部会会員のほとんどが開業臨床医であることを考慮していただき、分かりやすく丁寧に、熱くご講演しくださりました。特に、潰瘍とびらんの違い、口内炎とウィルス性疾患や腫瘍・前癌病変の鑑別診断において、明日からの臨床にすぐに役立つ内容でした。また、口腔カンジダ症への対応や投薬方法も興味深く聴講出来ました。

　歯科医学界が、暗いニュースの多い中で、中川先生は、今後の歯科医師が目指す方向性についても着目されており、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。ご講演の途中でも、臨機応変に質問に応じてくださり、またご講演後の質疑応答も充実した内容でした。名残惜しい講会最後、藤原副会長の謝辞と閉会の挨拶にて、無事終了しました。

　講演会終了後、場所を変えて行われた懇親会でも、臨床に関わるお話、母校鶴見大学の現状なども交えてお話くださり、賑やかな懇親会となりました。

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  講演会の様子