鶴見通信(令和4年2月号)
○第47期同窓会入会式開催
令和3年度第115回歯科医師国家試験翌日の1月31日(月)13時30分より病院棟5F第3講堂において58名の学生が出席のもと同窓会入会式が開催された.
今年は歯学部のご協力により例年の卒業式後ではなく、国試の回答マークシート転記の前に入会式を行うことができた.竹内会長のほか、役員多数で記念品と資料配付を行い、会長から同窓会活動の説明と今後の歯科医師としての活動に対する激励の挨拶があった.その後、森専務理事から名簿記載用の連絡先記入票とHPへの会員登録の説明がなされ、連絡先記入票は記入後に即日回収された.
○第69回評議員会開催
2月6日(日)に鶴見大学会館2階サブホールにて開催予定であった第69回評議員会は、新型コロナウイルスの感染拡大が続いているという状況を考慮し、一昨年の第67回評議員会と昨年の第68回評議員会に続き、対面開催を取りやめ、文書審議評議員会としての開催となった.
会議開催にあたり、一昨年と昨年の評議員会と同様に、執行部は議案を必要最小限に絞り込み、評議員全員に事前資料と共に議案書(表決書とも呼ばれ、議案の諾否を記す用紙)を送付した.今回の評議員会も執行部と評議員が一堂に会しての開催ではないので、点呼による出欠確認を行なって会議の成立を報告することができない.そこで今回も、前回評議員会と同様に評議員88名(内訳は支部評議員42名、各期評議員46名)の過半数から2月6日(日)までに議案書(表決書)の返信が届くことをもって評議員会の成立とすることとした.
2月6日時点で同窓会事務局に届いた議案書の返信は59名(59通)で、過半数を超え、第69回評議員会は成立した.評議員からは3題の事前質問が寄せられ、いずれの質問にも文書で回答した.
議案結果は、
議案1 鶴見大学歯学部同窓会会長選出に関する件
決定 報告済み
議案2鶴見大学歯学部同窓会監事選出に関する件
決定 報告済み
議案3 福祉共済部会規約、施行規則の改正について
承認57票 否認2票
となった.
以上3議案のうち、議案1および議案2については2月臨時増刊号で報告があった通り、令和4・5年度同窓会長には竹内千惠先生(3期)が、監事には田中 倫先生(1期)、桐原仁子先生(3期)が選出された.
会長、監事のいずれも立候補者が定数内であった為、1月14日(金)の立候補届け出の締切りをもって上記3候補の会長・監事選出がそれぞれ決定した.その決定は評議員諸氏にも1月中に報告された.そして、議案3は議案書返信数の過半数の賛成を以て承認された.
事前質問への回答と議案結果は共に2月中旬に郵送された.
○令和4年千葉県支部(千鶴会)新年会・講演会・懇親会に本部役員が出席
新型コロナウイルス感染症オミクロン株の感染拡大もピークを迎えたとは言われているが、いまだ新規感染者数は高止まりしており、死者数も連日過去最高となっている.そして、千葉県もまん延防止等重点措置地区となっている.そのような状況の中、千葉県支部会員の健康と安全を守りつつ事業を継続するため、2月23日(祝・水)13時より京成ホテルミラマーレに千葉県支部(千鶴会)役員数名及び演者が集合し、ZOOMを利用してのWeb新年会が開催された.久保木由紀也副支部長(11期)の司会のもと、斎藤喜隆副支部長(13期)より開会が宣言された.
早川琢郎支部長(4期)の挨拶に続き、竹内千惠会長(3期)が最近の鶴見大学の様子や歯科医師国家試験対策、国家試験前に亀戸天神に合格祈願の参拝をしたお札を大久保歯学部長に届け、卒業生全員が無事に試験を受けたとの報告を行った.さらに、竹内会長は総持学園の運営にかかわる大本山總持寺干与者に就任したことの報告も行った.
来賓には日頃より親交のある東京医科歯科大学歯科同窓会千葉県支部の礒 和博会長、昭和大学歯学部同窓会千葉県支部会の内田治雄会長、千葉県歯科医師会の高原正明会長にご出席を賜り、ご挨拶を頂戴した.
講演会では「SDGsの千葉県歯科医師会としての取り組み」を高原会長に講師をお願いした.早川支部長は千葉県歯科医師会の副会長でもあり高原会長とのタッグで今後の活躍が期待される.
高原会長には早川支部長による謝辞に続き、大野美帆議長(10期)が描いた高原会長の肖像画の贈呈式が行われた.大野先生は歯科医師アートクラブの会員でもあり素晴らしい出来栄えであった.続いて千葉県国保連合会審査委員の細井 毅先生(21期)、千葉県歯科医師会社保委員会理事の柴田康則先生による令和4年に改訂される社会保険の講習会が行われた.
今回はオンライン参加者を含めて30名ほどの会員が参加した.講演会の後は大野議長による乾杯の発声でオンライン懇親会が行われた.懇親会では参加された会員の近況報告やメッセージ紹介で盛り上がった.
最後にサザンオールスターズの音楽をバックに宮本典子監事(3期)の閉会の辞で和やかに終了した.
早くコロナ禍が収束し、皆様と一緒に実際に会って懇親会が出来る日が来ることを心から待ち望んでいる.
☆☆☆☆お知らせ☆☆☆☆
◆ホームカミングデー実行委員会からのお知らせ
~第16報~
春が待ち遠しいですね.昨年の2月は「20℃を超える暖かな日」が多かったと記憶していますが、今年は何回か雪も降り、とても寒い日が多かったので「春が待ち遠しい」今日この頃です.
早いもので、「新型コロナウイルス感染症」が日本で初めて確認されて丸2年が経過し、長期に渡って「コロナ禍」と呼ばれる「一つの時代」が作られてきました.
今年に入り日本でも新たな変異株、感染力の強い「オミクロン株」の感染拡大で1月は「新型コロナウイルス感染症」の新規感染者数が急増しました.そして2月に「新規感染者数のピーク」が来きましたが、「高止まりのまま」で経緯しています.今後、「3回目のワクチン接種」、「新しいワクチン」、「Pfizer、塩野義製薬の新しい内服治療薬の一般流通」などの報道があり、「新型コロナウイルス感染症」に対して少し明るい兆しが見えてきましたが、まだまだ油断することなく自分自身でも健康を守っていく必要があります.
同窓会は「親睦」が最も重要な役割の一つです.「Web」であっても同窓会会員の皆様と繋がって親睦が図れると信じています.何もないところからは何も生まれません.今回は同窓会会員の皆様の健康と確実に開催される事を考えて「Web」を選択し、開催出来たことは、次の世代への1つの歴史となりました.また、実行委員会委員の頑張り、尚原副会長の広報活動への協力、森専務理事のビメオへの動画のアップロード、ホームページへの接続への協力なくしては、今回の開催はできなかったと思います.
そして今回、動画撮影、編集、配信の専門家であるプロトテックスの内藤浩之氏そしてスタッフの皆様には、動画撮影、編集、リハーサル、本番生配信にご尽力頂き、心より感謝の意を表します.「ホームカミングデーオンデマンド配信」は延長になり、ホームページ会員登録をし、ホームカミングデーに参加される同窓の先生方は少しずつではありますが増加しています.更に、1度見た方でも2度目3度目を見て楽しんでいるという話もよく聞きます.最近、千葉県では視聴者が増加しており、私の周囲ですがとても評判がよく、拡散されています.また、21のコンテンツということもあり、ボリューム満点なので十分な時間を取ろうと、ホームカミングデーオンデマンド配信は今後も継続し、「ホームカミングデーライブラリー」として残していく予定で考えています.そして、個人的には、コンテンツの追加アップなども視野に入れておりますので皆様のお力をお願いして、更にホームページへの会員登録を増やし、ホームカミングデーに参加される会員の皆様を増やしたいと考えています.各支部、各卒業期におかれましては「こまめな周知」にご協力お願いいたします.ホームページでも会員登録しやすいように、見やすく大きな会員登録専用のアイコンを作りました.
21コンテンツ
<挨拶>
1.鶴見大学歯学部同窓会 会長 竹内千惠(3期)
「おかえりなさい! 鶴見の丘へ」
2.鶴見大学・短期大学部 学長 中根正賢
歯学部の未来へ向けて
3.鶴見大学歯学部 歯学部長 大久保力廣(11期)
大学の現状と今後の展望
4.鶴見大学歯学部附属病院 病院長 五味一博(6期)
歯学部附属病院の現状
<恩師インタビュー>
5.鶴見大学 名誉教授 瀬戸晥一先生
(インタビュアー: 日髙常任理事)
6.鶴見大学 名誉教授 細井紀雄先生
(インタビュアー: 森専務理事)
<学術講演会>
7.口腔機能診療科 学内教授 中川洋一先生(5期)
「舌に関するあれこれ」
8.東京都開業 三浦弘美先生(14期)
「訪問歯科診療の実例と取り組み」
9.有床義歯補綴学講座 学内講師 新保秀仁先生(28期)
「デンチャースペ-スを考慮した有床義歯補綴治療
~発音を利用するピエゾグラフィ-について~」
10.有床義歯補綴学講座 学内講師 新保秀仁先生(28期)
「有床義歯分野における3Dプリンタの活用」
<講座探訪>
11.口腔微生物学講座 学内教授 大島朋子先生(12期)
12.保存修復学講座 教 授 山本雄嗣先生(14期)
<支部情報>
13.北海道支部 14.岩手県支部 15.千葉県支部
16.東京都支部 17.大阪支部 18.九州支部
<最近の鶴見情報>
19.大学最新情報
20.最新の鶴見の街散歩
21.全国の同窓の皆様にご挨拶
「ホームカミングデー」の21のコンテンツはオンデマンド配信を暫く延長することになりました.ぜひ多くの同窓会会員の皆様に「ホームページ会員登録」をお願いし、視聴していただきたいと考えています.そして、ホームカミングデーだけではなく、ホームページでは同窓会会員の皆様の役に立つ情報を随時更新していますので、お役立てください.
また、2022年11月20日日曜日に開催が延期された、鶴見大学歯学部創立50周年記念事業への支援についても協力していきますので、同窓会会員の皆様のご理解ご協力よろしくお願いいたします.
最後に、新型コロナウイルス感染症蔓延の状況下に
於いても、更に親睦を深めることで希望に繋げたいと思います.
◆医療管理部門からのお知らせ
○診療報酬改定速報
(中医協資料・別紙1-2 歯科診療報酬点数表)
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000894874.pdf
抜粋
①基本診療料
●初診料 261点→264点(+3点)
●再診料 53点→56点(+3点)
●歯科診療特別対応連携加算の施設基準の変更
点数引き上げ
●電子的保健医療情報活用加算(新設)
②医学管理料
●フッ化物洗口指導加算の対象年齢の拡大
(13歳未満→16歳未満)
●総合医療管理加算の施設基準廃止とHIVの追加
●小児口腔機能管理料の対象年齢の引き上げ
(15歳未満→18歳未満)
●口腔機能管理料の対象年齢の引き下げ
(65歳以上→50歳以上)
●診療情報提供料Ⅰの歯科医療機関連携加算1の要件変更
●歯科情報提供料Ⅲ→連携強化診療情報提供料
(1回/3ヶ月→1回/1ヶ月)
③検査
●口腔細菌定量検査(新設)
●歯科部分パノラマ断層撮影の場合(新設)
④処置
・根管治療の点数が引き上げられた
●歯髄保護処置
歯髄温存療法 188点→190点(+2点)
直接歯髄保護処置 150点→152点(+2点)
間接歯髄保護処置 34 点→36 点(+2点)
●抜随
単根管 230点→232 点(+2点)
2根管 422点→424 点(+2点)
3根管以上 596点→598 点(+2点)
●根管貼薬処置・加圧根管充填処置 (各+2点)
●Ni-Tiロ-タリ-ファイル使用の根管処置
150点加算(新設)
●補綴物除去の点数引き上げ
・困難なもの42点→48点(+6点)
・著しく困難なもの70点→80点(+10点)
●機械的歯面清掃処置 70点→72点(+2点)
●歯周ポケット掻爬 廃止
●歯周病安定期治療Ⅰ→歯周病安定期治療
歯周病安定期治療Ⅱ・歯周基本治療処置の廃止
●かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所加算 120点(新設)
⑤手術
●抜歯
前歯・臼歯 (各+5点)
埋伏歯(+26点)
難抜歯加算(+20点)
下顎骨水平埋伏・下顎完全埋伏智歯(骨生)加算(+10点)
⑥歯冠修復・欠損補綴
●失活歯歯冠形成のメタルコア加算の廃止
●支台築造(ファイバーコア使用) (+20点)
●支台築造印象(+16点)
●チタン冠(1200点)・接着冠(前歯370点・臼歯310点)・レジン前装チタン冠(1800点)新設
●CAD/CAMインレ-(750点)新設
●根面被覆(根面版190点・レジン充填106点)新設
●磁性アタッチメントの新設
その他、詳細は点数表ご参照のほど.
改定情報は官報・通知等にて変更される場合がありますので、ご了承ください.
○東京都中小企業振興公社助成金
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/jigyo/final/kansentaisaku.html
●感染対策サポ-ト事業(旧ガイドライン支援事業)がリニュ-アル
○消耗品購入コ-スの新設
・10万円以下の感染対策に係る消耗品の経費のうち、
10万円を限度とし、2/3の助成が受けられる.
申請期間:2022年1月1日~3月31日
○備品購入、内装・設備工事コース(以前より公表)
・1点単価10万円以上の備品や内装・設備工事につき200万円を上限とし2/3の助成が受けられる.
申請期間:2022年1月1日~6月30日
※医療法人は対象外、中小企業振興公社HPで詳細確認下さい.
○mRNA COVID-19ワクチン接種と口腔外科手術の
タイミングについて(日本口腔外科学会)
https://www.jsoms.or.jp/medical/pdf/2021/0604_01.pdf
局所麻酔手術(抜歯など)
ワクチンの1週間前までに.ワクチン後は3日以上経過してから.
ご参考になさってください.
☆第10回 理事会summary☆
協議事項
(1)第69回評議員会(会長・監事選挙)について
(2)準会員との懇親会について
(3)医療管理セミナーについて
(4)2022年事業計画ならびに予算について
(5)学術情報雑誌について
(6)2022年度会議日程について
(7)その他
詳細は同窓会HP「会員ページ」をご覧ください.
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※お問合せ等は、同窓会事務局まで
TEL:045-581-1080 FAX:045-582-8929
2022年12月号
2022年12月28日(水)掲載
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2022年11月号
2022年11月30日(水)掲載
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2022年10月号
2022年10月31日(月)掲載
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2022年9月号
2022年9月30日(金)掲載
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2022年8月号
2022年8月31日(水)掲載
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